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湯谷 順明; 山内 通則; 中村 博雄; 杉本 昌義
no journal, ,
中性子照射場では、核変換による組成変化によって熱電対の温度指示値が正しい値からずれてくる。IFMIFでは、核分裂炉での経験で温度指示値変化が少なく、ITERの評価でも推奨されているニッケル系のN熱電対(Ni-14.2%Cr-1.4%Si/Ni-4.4%Si-0.1%Mg)を、試料温度の計測・制御に使用する予定である。核分裂炉では構成元素の同位体の生成が主で、組成変化はわずかであるが、IFMIFでは数MeVにしきいエネルギーがある(n, np)等の反応によって、1年間の照射で鉄が約1%(ITERの寿命末期の約5倍)生成する。このため、Ni-Fe2元合金の熱起電力値を用いて、N熱電対が鉄を1%含んだときの温度指示値の変化を評価した。その結果、核融合炉の構造材料である低放射化フェライト鋼の照射温度範囲の250600Cにおける温度指示値のずれは約10Cと予想され、IFMIFにおいて試料温度の計測・制御に供することができることがわかった。